子育て世帯が賃貸を選ぶ理由と騒音対策|「賃貸か持ち家か」問題

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「子どもができたから家を買おうかな?」
「賃貸と持ち家ってどっちがいいの?」
…と悩むことはありませんか?

わが家も同じような悩みを抱えておりましたが、家族と話し合い、ライフプラン表も作ってみた上で、しばらく賃貸生活でいくことに決めました。

この記事では以下について紹介したいと思います。

この記事のポイント

  • 持ち家が欲しいと思った理由
  • 賃貸が良いと判断した理由
  • 賃貸で子どもを育てる上での対策

将来のお金が不安なのはゴールが描けていないから|目標設定のヒント教えます

持ち家が欲しいと思った理由

私が持ち家が欲しいな、と思ったのは3つの理由からです。

持ち家がほしい理由

  • 住宅ローンのリミットが近い
  • 子どもの進学前に引越を終えたい
  • 金利が安いうちに買った方が安く済む

住宅ローンのリミットが近い

住宅ローンは長期で大きな金額を借りることになります。
このため、会社員として働きながらお金を借りる場合は、定年までに返済が終わるようにローンを組むのが一般的です。

仮に35年ローンを組み、65歳まで働くとした場合、ローンを定年までに完済するには、30歳が住宅ローンのリミットになります。
(※繰り上げ返済をせずに返済する場合)

わが家は夫婦ともに30歳を過ぎたため、住宅ローンを組むならそろそろリミットなのかな、と考えました。

MEMO

名目上は完済時年齢を80歳として審査を行う金融機関でも、65歳で完済することが審査の目安となっているようです。30年以上の長期のローンを組めることが、「35歳までに住宅ローンを組むメリット」のひとつです。
おうちのいろは

子どもの進学前に引越を終えたい

子どもが大きくなってくると仲良しの友達もできますよね。

特に小学校に入学してしまうと、引越先によっては転校をしなければいけなくなります。
保育園の場合は、市区外に引越をしても、引き続き同じ保育園に通い続けられるケースもあります。

私が今住んでいるエリアは物件自体が少なく、買うにしてもとても高額になってしまうため、エリアを少しずらして家を買うことも考えています。

子どもが友達と離ればなれにならずに引越をするなら数年以内に引越をする必要があるな、と考えました。

金利が安いうちに買った方が安く済む

住宅は人生の3大支出と言われるほど、とても高い買い物です。

わずか数パーセントの金利の違いでも、トータルの返済額は全然違います。
今は0.3〜1パーセントくらいでローンを借りることができます。
このため、金利が低いうちに家を買うのが良いかなと思いました。

MEMO

返済期間30年で3000万円借り入れた場合には

  • 金利が1.0%違うだけで518万円も総返済額が増える
  • 金利が0.5%違うだけで254万円も総返済額が増える
  • 金利が0.1%違うだけで50万円も総返済額が増える
  • ということなのです。
    たった0.2%違うだけで100万円の総返済額が変わってくる、利息が多く取られるということになるのです。
    住宅ローン比較ラボ

なぜ賃貸を続けようと考えたのか

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持ち家が欲しいなと思いつつも、賃貸を続けることに決めたのは3つの理由からです。

賃貸生活を続ける理由

  • 仕事を続けるか不安が残る
  • 教育費、介護費などに不安が残る
  • 買った後のリフォームが大変そう

仕事を続けられるのか不安が残る

わが家は共働きです。
私も夫もフルタイムでガンガン働いており、夫と私の年収の差はほとんどありません。

万一、私が今後「小1の壁」などにぶつかって今と同じように働けなくなってしまった場合、単純に考えて世帯年収が半分くらいになります。

住宅ローンを抱えた状態で今よりも半分少ない給料で生活をするのは、ちょっとリスクが高いのでは、と考えました。

教育費、介護費などに不安が残る

子どもは今3歳。
これから先にかかる教育費は1,000万円以上です。

教育費は月額で考えれば楽になる|希望する進路を諦めずに前に進もう

さらに、私は3姉妹の長女、夫は1人っ子のため、親の介護の際に何らかの責任を持つ可能性があります。

今後のライフイベントを考えた際に、「家を買う」という選択肢を取るには資産がまだ不十分なため、もう少し資産に余裕ができてから家を買う方が良い、と判断しました。

今買うと老後にリフォームが必要となりそう

家は買ったら終わりではありません。
住み続けるとだんだん傷んでくるので、定期的に修繕が必要になります。

家の修繕はだいたい10〜20年ごとに必要で、築35年の家では450万円程度の修繕費がかかるとも言われています。
ローンが返済し終わっていよいよ老後だ…と思ったら、リフォームのためのお金が必要になってくることになります。

リフォームにかかるお金のことも考えると、今のうちにお金を貯めておいて、子どもが独立したタイミングで家を買うのも手かな、と考えました。

賃貸で子どもと暮らす対策について

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子どもがいる家庭が賃貸で暮らす時に気になるのは、「子どもの足音・泣き声で近所にご迷惑をおかけしないか」です。

わが家ではいくつかの対策を取ることでトラブルを防止しています。

とにかく丈夫な家を探す、1階に住む

賃貸物件を選ぶ際には、以下の条件を重視しました。

賃貸物件の条件

  • とにかく丈夫な家(窓が2重以上、防音性の高い素材など)
  • 1階や下に住人がいない家

子どもが産まれたばかりの頃に住んでいた家は1階で、上も隣も大家さんのみという物件でした。
大家さんは子ども好きで、子どもが産まれる前からお付き合いもあったため、大きなトラブルもなく過ごすことができました。

その後、引越をした物件は、下の階に住人がいるものの、防音性にすごく優れた家で、賃貸物件とは思えない程の設備を持った家でした。
前の住人の方もとても元気な子を育てていたようですが、特にご近所トラブルもなく過ごせていたようです。

今のところ、特にトラブルもなく過ごせています。

防音グッズで乗り切る

賃貸物件の場合、防音グッズを使ってトラブルを未然に防止することをおすすめします。
私が実際にやっている対策について紹介します。

防音マットを利用する

わが家は引越と同時に防音マットを購入しました。
とにかく厚みがあるもので、子どもに安全な素材のものを購入。

引越前は小さいサイズのものを使っていましたが、子どもがはがしたり、ゴミがスキマに挟まったり、敷きつめるのが大変だったり、滑りやすかったり…と苦労しました。

引越を機に大判の防音マットを買ったところ、敷きつめる時はもちろん、普段の掃除も楽になりました。

直接下の階の方から話を聞くことはありませんが、子どもの足音も吸収してくれている感じの音がしています。
また、フローリングを傷つける心配もなくなるので、次に引越をする時にも安心ですね。

防音カーテンを利用する

前回の賃貸で失敗したのですが、子どもの声って窓を閉めていても結構聞こえてしまうんです。
このため、引越を機に、防音カーテンを利用することにしました。

引越後のわが家は4重窓で窓を開ける機会は少ないのですが、念には念を入れて、対策をしました。
遮光性の高いものや、防炎機能がついているものを選ぶと、万一の際にも安心ですね。

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家はすてきな人生を考える際の手段の1つ

家を買うことをずっと夢見ていた私にとって、
もう少し賃貸生活を続ける、という選択は少し勇気のいるものでした。

ただ、家は自分にとってのゴールではなく、「家族と幸せな時間を過ごすための手段の1つ」だと考えたら、今後のことを考えて、今は賃貸を選択するのが良いのかなと判断しました。

「子どもがいるから家を買う」という意見も多いかもしれませんが、対策をしっかりすれば賃貸でも問題なく過ごすことができます。
今自分にとって1番大切なものは何かを考えて、住宅購入をするかどうかを判断できればいいですね。

この記事が、みなさまがステキな人生を考える際のヒントになれば幸いです。

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