『お金を貯める』と決めた後、どんな理由で失敗してきましたか?
私はこれまで『続けられるしくみづくり』がうまくいかずに失敗してきました。
今回は失敗する貯金・成功する貯金をテーマに説明します。
頭で考えて行う貯金は上手くいかない
私たちは貯金をするために生きている訳ではありません。
生きていくうえでお金が必要だから貯金をするのです。
貯金よりも優先順位の高いところに自分の実現したい夢や生活があって、その目的を達成するために貯金を手段として選択しているはずです。
では、手段であるはずの貯金が頭を使って考える必要がある方法だとどうでしょうか。
ほとんどの方が貯金をすることを面倒に感じて失敗します。
ある人は『手っ取り早くお金を増やそう』と投資やギャンブルに走ります。
ある人は『お金がかかるから諦めよう』と目指す道を変えます。
面倒なことをしてまでやりたくないのが『貯金』なのです。
貯金は楽に実行できないと失敗する
貯金は何より楽であることが大切です。
例えば500円玉貯金。
普段クレジットカードや電子マネーでお金を使っている方は500円を集めること自体が大変ですよね。
普段、現金で買い物をしている方は、クレジットカードの残額から貯金できる「おつり貯金」ではなかなか貯金ができません。
普段の生活の中で出来ないことは、強い意志を持たない限り続きません。
貯金はごちゃまぜにすると失敗する
お金には色がありません。
どんな使い方をしてもお金はお金です。
自由に使ってしまえるからこそ、貯金が難しいのです。
初心者が貯金をする場合は、お金に色をつけてあげる必要があります。
例えば「このお金は教育費用」「このお金は住宅の頭金」などです。
目的ごとに貯金を管理すれば、貯金の進捗状況を把握することができます。
とはいえ貯金の状況を管理をするしくみが楽でないと続けることは困難です。
例えば、目的別に口座を振り替える場合。
別の銀行の口座に振込をすると、ほとんどの銀行で手数料が発生します。
手数料を回避しようとすると、現金を一度引き出して別の口座に入金する手間がかかります。
『教育費』『住宅費』『老後資金』『旅行資金』など目的がたくさんあった場合、
自分の手で管理するのはとても大変です。
自動で貯金をするしくみがあればうまくいく
貯金は楽に行えるしくみづくりが大切と伝えました。
具体的にどのようなしくみづくりをすれば良いのか、次に解説していきます。
財形貯蓄制度を利用する
財形貯蓄制度が会社に導入されている場合は使いましょう。
財形貯蓄制度とは給与から毎月決めた金額を天引して貯金してくれるしくみのことです。
財形貯蓄制度は毎月1,000円くらいから貯金でき、変更や解約をするまで毎月自動的に貯金します。
財形貯蓄制度には「一般財形」「住宅財形」「年金財形」があります。
「住宅」や「年金」のために貯めたいということがなければ、まず「一般財形」から始めると良いと思います。
- 一般財形:自由な目的で貯まる
- 住宅財形:住宅費用のために引き出すと非課税に
- 年金財形:年金のために引き出すと非課税
※住宅財形、年金財形合わせて元本550万円までの利子分が非課税になります。
財形貯蓄制度のメリットは『毎月自動で給与から一定額を貯金してくれる』こと。
たいていの会社の場合『財形を始めたい』と会社に書類を提出すれば始めることができます。
会社によっては財形奨励金がもらえるところもあります。
私の会社では貯金の5%を毎年奨励金としてもらえます。
ふつうに貯金するよりも利率が良くお得ですよね。
財形奨励金がある方はぜひ利用してみると良いと思います。
スマホ1つで自動貯金のしくみづくり
財形貯蓄制度がない方へのおすすめは、自動貯金のアプリを導入することです。
初期設定をするだけで自分が決めたルールにしたがって自動的に貯金を行ってくれます。
目的ごとに決めたルールで勝手に貯金をしてくれるので、面倒な管理を自分で行う必要はありません。
私のおすすめは『finbee』です。
『finbee』は自分で決めた目的(子育て資金、住宅資金、旅行資金など)と、貯金ルール(毎日100円、5,000歩歩いたら500円、目標達成したら500円など)をあらかじめ決めておくと、自動で貯金を行ってくれるスマホアプリです。
具体的な内容は別記事にまとめましたのでご参照頂ければと思います。
貯金という手段のために面倒なことはしない
くりかえしになりますが、貯金はあくまでも豊かな人生を送るための手段でしかありません。
みなさんには人生を豊かにするために貯金以外にやりたいこと、やるべきことがあるはずです。
面倒なことはなるべく自動化し、やるべきことに集中できる環境を作りましょう。
この記事が少しでも貯金を自動化することのお役に立てれば幸いです。