転職活動をしていた私が「内定」したのに会社を辞めなかった理由

tenshoku

みなさん、転職活動をしたことはありますか?

私は育休明けに仕事で挫折した時、
自分が思っているより評価されなかった時など
何度か転職活動をしたことがあります。

30過ぎ・子持ちの条件で面接を受け2社から内定を頂きましたが、いろいろ考えて「今の会社に残る」という選択をしました。

内定を頂きながら転職しなかったのはなぜか
少しでもお役に立てることが伝えられたら良いなと思います。

そもそも、なぜ転職活動をしたのか

社会人になって10年ほど経ちますが、
3年に1度くらいの周期で「転職したい!」と思っていました。

入社3年目頃:ゆるゆる働く先輩に憧れなかった

「とにかく早く出世する」が口癖だった私。

新卒で入社した会社は良くも悪くもまったりしている大手グループ会社。
おだやかさが会社の良いところでもありますが、上昇志向が強い人にはぬるく感じる職場でもあります。

このままじゃ私、ダメになってしまうのでは…?
と危機感を覚え、体力がある20代のうちに転職を考えました。

その後すぐに大型プロジェクトにアサインされて状況が一変。
おだやかな先輩たちがガツガツ働くのを見て目が覚めました。
若い頃の自分がいかに視野が狭かったか、気づかされました。。。

入社6年目頃:育休で評価が下がった

次に転職を考えたのは育休明けてすぐの頃。
「子どもを預けてまで働くのだから全力で働く!」と思っていたのに上司にやんわり否定されたのがきっかけです。

同期で一番に出世したかった私が『仕事と育児の両立』の挫折で感じたこと

子育て関係なく評価してくれる会社に行く」と先走って行動してしまいました。

「とりあえず1年は義理を通すぞ」と思い、現職を続けているうちに「やってみたい」と思える仕事を任されるようになりました。
「子育てしているからといって制御かけられている訳ではない」ことを知り、転職を見送りました。
まずは今の職場でできることを考えるべきでした。。。

入社9年目頃:子育てしながらフルタイム勤務する実績ができた

3回目に転職を考えたのは大型プロジェクトを終えた昨年末頃です。
休日出勤も残業も経験し、ほぼワンオペで子育てしながらでも自分次第で何とかなるということが体感できたのが自信となりました。

現職でも様々なシステム開発を経験したし、もう少しマネジメントをやっていきたいなと思い転職を考えました。

結果、2社から内定を頂きました!
どちらも今より100万円以上アップと、条件としては魅力的☆

時間がない中でどうやって転職活動をしたのか

転職活動を行うにあたり、ネックとなったのはどうやって活動するかでした。

ほぼワンオペで育児をしながらフルタイムで働いているため、直接会って話をする時間をなかなか取ることができませんでした。
このため「なるべくメールや電話で対応できる」「スマホで依頼が完結できる」ことを基準に転職活動を行いました。

スカウトサービスを利用した

転職活動にあたってはまず「ビズリーチ」を利用しました。
「転職しよう」とは思っていたものの、自分で気になる会社を探す時間が取れないと思ったからです。

特に転職をしたい、という時期があった訳ではないのでいいなと思う会社から連絡が来るのを待つという作戦にしました。

結果、自分で応募するにはハードルが高いかなと思うような大手企業や優良企業からたくさんスカウトを頂くことができました。

ビズリーチ経由で内定をもらい入社するとお祝い金がもらえるらしいので、
「時間がかかってもいいから良い会社に入りたい」という方はビズリーチに登録すると良いと思います。

ビズリーチを利用する

転職エージェントを利用した

面白いなと思ったのが、ビズリーチ経由で他の転職エージェントの方からメッセージが来ることです。
転職エージェントから直接登録をすると、誰が担当になるかわからないと思いますが、
ビズリーチの場合は、やりとりをした方が担当になってくれました。

転職活動をする上ではエージェントとの相性も大きいので、事前にメッセージでやりとりをしてから決められたのは良かったです。

なお、転職エージェントには「type」を利用しました。
メール、電話だけでなくLINEでも担当者とやりとりができるので、時間がない時や、ちょっとしたことを確認したい時などに気軽に聞けて助かりました。

typeを利用する

なぜ内定を辞退したのか

2社から内定を頂きながら、どちらも「辞退」することを決めました。

内定を頂いて実際に会社を比較する中で、今の会社にしかない魅力や、会社に所属する以外の選択肢に気づいたからです。

今の会社の良い面にも目を向けて比較してみた

転職活動って、大抵の場合「今の会社の不満」からスタートしますよね。

給料が安かったり、長時間労働だったり、会社の人が嫌だったり…

面白いもので、一度嫌だなと思うと次々と嫌だなと思う点が見つかっていくんですよね。
そのうちに「会社を辞めよう!」と転職活動をしてしまうことが多いと思います。

私自身「これは前向きな転職だ!」と言っていましたが、実際には「会社の嫌なところばかり」見て転職活動をしていたのかなと思います。
実際に転職活動をして、他の会社と比べるステージに立ってみて初めて「転職先にはない今の会社の魅力ってなんだろう」という視点に立つことができました。

転職するか比較するにあたってはノートに「今の会社」「内定をもらった会社」のメリット・デメリットを書いてみて、優先順位をつけて考えました。

ご参考までに転職先と比較した今の会社のメリット・デメリットを書いてみます。

今の会社のメリット

  • 作っているシステムが魅力的。顧客満足度が高い
  • 働き方が柔軟。小一の壁にぶつかっても何とかなる
  • 子育て仲間が多い
  • 満員電車に乗らなくていい
今の会社のデメリット

  • 給料が転職先よりも低い
  • 家から遠い
  • 子育てしていると少し遠慮される
  • システムを使う人との距離が少し遠い

会社に勤める以外の手段ではダメなのか考えた

また「今の会社を辞める」としても、次も会社に所属する必要はないのでは、と思いました。

私が本業としている「システムエンジニア」は独立している方もたくさんいます。
どこかの会社におじゃまして開発を行うこともできますし、自宅で開発を行うこともできます。
会社に所属していない方がもらえるお金が多いこともあります。

もう少し今の会社で働きながらスキルアップして、そこから独立することを視野に入れるのも良いのかなと考えました。

これからのキャリアの考え方

技術がどんどん進歩して、いつでもどこでも仕事ができる世の中になりました。

会社に所属しなくても活躍している方も増えましたし、複数の会社に所属したり、副業で稼ぐことができるようにもなりました。

自分がどんな風に生きていきたいのか考えながら、自分のライフスタイルや希望にあった働き方を考えていけたらいいなと思います。

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