文系の私がシステムエンジニアを選んだ理由

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私は金融関係のシステムエンジニアとして働いています。
大学は文系で、会社に入るまでプログラミングの経験はほとんどありませんでした。

IT素人の私がなぜシステムエンジニアを選んだのか、これからシステムエンジニアとしてどう生きていくのかをまとめたいと思います。

これからシステムエンジニアを目指したい方の参考になると嬉しいです。

文系の私がシステムエンジニアを選ぶまで

スマホアプリの利用や、簡単なホームページ作成などに興味があったものの、会社に入るまではほとんどITに関する知識がない状態でした。

そんな私がIT業界を選んだ理由と、自分が向いているなと思えたポイントを紹介します。

【選んだ理由】自分の力で生きていける感じがいい!

就職できない人
給与を大幅カットされた人
結婚を機に退職せざるを得ない人

学生時代から「思ったように稼げない人たち」「働くことに苦労する人たち」を近くで見てきました。

どんなに良い会社に入っても環境の変化次第で簡単に稼ぐことができなくなるということを知り「世の中がどんなに変化しても自分で生きていけるスキルを身につける」ことが重要であると考えました。

とはいえ、社会経験もなく、これといったスキルもない私がいきなり独立するのは難しいだろうなと考えました。
そこで「自分でスキルアップできて他の会社でも使える知識」を得るためにシステムエンジニアになろうと考えました。

私がエンジニアを選んだ理由
大学時代に「飛び込み営業」「テレアポ」「法律事務」など様々な仕事を経験しました。
その中で「お金」「情報」に関する知識の大切さを体感しました。
このため「お金」を扱うシステム、「情報を分析する」仕事がいいなと思い、金融関係のシステムエンジニアを選びました。

【向いているポイント】何かを組み立てるのが大好き

小さい頃から何かを組み立てることが好きでした。

  • 家具を分解してもう一度組み立てる
  • ブロックを組み立てる

…といった物理的な組み立ても好きでしたし、

  • 親を説得する方法を考える
  • 授業で論文を書く
  • 論理パズルに挑戦する

…といった論理的な組み立てのも好きでした。

システム開発=言語をたくさん覚える、というイメージがあるかもしれませんが、実はプログラムを作る上で一番大切なのは、どうやって組み立てるかを考えることです。
基本的な組み立て方が分かれば、多少利用する言語が違っていても理解ができます。

「やりたいことを実現するためにどうやって取り組むか」を考えることが好きな人は、システムエンジニアに向いていると思います。

【向いているポイント】新しい情報を追いかけることが好き

システム開発をしていると新しい技術やサービスを意識することが多いです。
法律が変わったり、新しい商品を販売したりする場合には、ほとんどにおいてシステム開発が関係してくるからです。

また技術の進歩によって、自分の持っている知識が使い物にならなくなることも多いので、勉強をすることを楽しめる人がシステムエンジニアには向いています。

私は「新しい情報」を入手して「自分で試してみる」ことが大好き。
とにかく何でも調べてやってみたい派なので、今の仕事はとても充実しているなと感じています。

【向いているポイント】さまざまな可能性を考えることが好き

技術がどんどん進歩していく世の中で、悪いことをしようとする人もたくさんいます。
例えば「誰かのパソコンを使えなくしてしまう」「人のお金を不正に引き出す」などです。
悪いと思っていなくても、想定していない操作をしてエラーが出てしまうことも考えられます。

このため、システム開発をする上では、
「どんな問題が発生する可能性が考えられるか」
「問題が発生した場合には次にどんな行動をすれば良いか」
を考えてサービスを作っていく必要があります。

私は「想定外の事態」に備えること・対処することが大好きなので、システムエンジニアの仕事はとても楽しいなと思っています。

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システムエンジニアになって良かったこと

私がシステムエンジニアになって良かったなと思うのは以下の2点です。

家でもカフェでもプログラミングの勉強ができる

「いつでもどこでもプログラミングについて学べる・実践できる」のが良い点です。
一人でどこでもできる仕事ってなかなかないですよね。

スマホやタブレットでもプログラミングが学べる時代になっており、
子育てと仕事の両立という意味でも、選択する価値がある仕事だと感じています。

ちょっとしたテクニックが世の中の役に立つ

仕事をしていると「もう少し効率化したいな」と思うことはありませんか?

システムエンジニアとしてプログラミングを学んだお陰で

毎日のルーティンワークを自動化する
人の目でチェックしていた作業を自動化する

…など簡単なツールを作れるようになりました。
ユーザに配布したところ「仕事が効率化できた」と喜んでもらえたこともあります。

システムエンジニアでなくなった後でも役に立つ知識を身につけることができるのは
システムエンジニアとして働くメリットだなと思います。

「ちょっとしたテクニック」の範囲を超えていますが、プログラムを自分で作れるようになると世の中に役立つサービスも提供できます。

例えば、私も使っている商品管理サービス「Rinker」はやよいさんという方がWordPressを利用するブロガー向けに作ったサービスです。
たくさんのブロガー達の効率化に貢献しています。

Rinkerをダウンロード

システムエンジニアは大変って本当?

システムエンジニアは長時間労働で大変、というイメージがありませんか?
私自身「システムエンジニアは大変」というイメージを持っていましたが、少なくとも今の会社では育児との両立ができる働き方ができていると感じています。

業界・会社によって厳しさは全然違う

IT業界といっても
「どの業界をターゲットにしている会社なのか」
「独立系かユーザ系かメーカー系か」
…などによって仕事の大変さは全然違います。

私はユーザ系(金融)のグループ会社のエンジニアです。
福利厚生、休暇制度などが充実しており、子育てしながら働くことができる環境が整っています。



金融のシステムエンジニアがきついのは、土日や年末年始などの作業、深夜早朝の作業があることです。
システムを止めるには、システムを使っている人が少ない時間帯を選ばないといけないからです。
一時期、ほぼ毎日夜勤ということもありました。

これから就活をする方は、労働時間・残業時間だけでなく、休日・深夜労働の有無・頻度も確認すると良いと思います。

入社してからどんな人生を歩みたいか考えよう

「きつい現場は避けたい」と思う人もいるかもしれません。
しかしきつい現場にいくことで初めて分かることもあります。

例えば緊急時のリカバリ方法や、短時間でいかに効率的に開発をするかなどです。

「早く独立したい!」という場合は、あえて厳しい現場で働いて経験を積むのも良いですし
「なるべく長く働きたい」という場合は、落ち着きのある会社を選ぶと良いと思います。

自分の実現したいことやライフスタイルに合わせて様々な働き方を選ぶことができるのがシステムエンジニアの魅力です。

少しでもシステムエンジニアの仕事に興味を持って頂けると嬉しいです♪



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