「仕事中に急なお迎え要請が来たら?」
子育てをしながら働いていると、1度は不安になったことがあるのではないでしょうか?
子どもが高熱が出たり、怪我をしたりすること自体も不安ですし、感染症の場合、熱が下がっても登園・登校禁止になってしまうので、仕事がまわるかも不安になりますよね。
子どもが毎日元気に過ごせることが理想ではありますが、1日も体調を崩さずいられるなんて大人でもできません。
この記事では「子どもの急なお迎え要請に備えて普段からやっておくと良いこと」を紹介します。
子育てと仕事の両立に悩む方の参考になると嬉しいです。
▼今まさにお迎え要請が!当日のダンドリをまとめました。
子どもの熱・ケガなどでお迎えに行くことになったらすること|当日のダンドリ
【会社ですること】引継の準備をしておく
子どもを迎えに行く時、不安になるのは引継の問題ですよね。
「在宅勤務などでカバーできるのか」
「誰かにお願いする場合、何をお願いするのか」など、
会社の制度や引継のことを、普段から意識しておくと安心です。
看護休暇、在宅勤務など制度を確認しておく
会社によっては、看護休暇、在宅勤務などの制度が整っているところがあると思います。
会社にどんな制度があるのかを事前に知っておくと、いざ、子どもが体調を崩した時にスムーズに手続することができます。
お休みや在宅勤務などの制度を使うのに申請書が必要という場合は、あらかじめテンプレートを作っておくと効率化にもつながりますよ。
私は看護休暇を利用するのに条件があることを知らず、手続で苦労しました。
制度が整っていても使えないケースもあるので、時間があるときに会社の制度をチェックしてみてくださいね。
自分の持っているタスク、期限を一覧化しておく
自分が担当している仕事のタスクについて、いつまでに何をするのか一覧化しておきましょう。
自分以外に対応するのが難しいタスクは、いざという時のためにマニュアルなどを作っておくと安心です。
引き継がれる側の立場に立ってみると、やったことのない仕事を急にお願いされても「いったい何をしたら良いの…?」と不安になりますよね。
引継の時にしっかりとやるべきこと、やり方がまとまっていると、急なお迎え要請で早退やお休みを取ることになっても、もめることなく引き受けてもらえることも多いです。
ふだんから「誰もが迷わずできるか」を考えて、タスクを整理しておくと良いですね。
本当に仕事ができる人って「誰でも同じようにできるしくみを作る」のが得意なんですよね。
「みんなができる仕事になってしまうこと」に不安を感じる必要はないですよ。
▼タスク管理の記事です。よろしければ合わせてお読みください。
タスク管理の問題はTrello(トレロ)がすべて解決してくれた
【家ですること】急なお迎え要請時のシミュレーション
急なお迎え要請があると、
「うちの子は大丈夫なの?」
「次にいったい何をすればいいの?」
と、不安でいっぱいになってしまいます。
かわいいわが子に何かあったら…と思うと冷静ではいられないですよね。。。
不安でいっぱいになると、何から手をつけるべきかわからなくなってしまいます。
不安な中でもやるべきことはしっかりとやれるように、あらかじめシミュレーションしておくと安心です。
病院の場所、予約方法を把握しておく
子どもの状態によっては、すぐに病院に行く必要がある場合もあります。
かかりつけ医があるかに関わらず、近くの病院を2〜3つ調べておくと安心です。
「かかりつけ医があるから…」と思って油断していたら、休診日や予約でいっぱいだった…ということもあります。
病院を調べる際のポイントは3つです。
- 病院から保育園、病院から家、病院から会社までの距離
- 診療時間・休診日
- 予約方法
会社帰りに行くパターン、保育園から行くパターン、診察後に家に帰るのに必要な時間をおさえておくと安心です。
選んだ病院が全部同じ休診日だった…なんてことのないように「月曜日だったらこの病院に行く」などを決めておくと安心です。
ネットで予約ができる病院、電話予約が必要な病院、予約を取ることができない病院など、病院によって様々です。
URLや電話番号を事前に登録しておくと、緊急時にさっと確認ができて便利です。
病児保育、病後時保育を把握しておく
地域によっては病児保育、病後時保育が使えるところもあると思います。
病児保育、病後時保育は事前に登録をしておかないと使えないところがほとんどです。
実際に利用するかどうかにかかわらず、登録をしておくといざという時に役に立ちますよ。
特に病後時保育は、子どもは元気になったからそろそろ仕事を優先したい、という時にいいですね。
病児保育の概念
連絡を受けた時の方針を家族とすり合わせる
急なお迎え要請が来た時に、母親だけがお迎えに行く訳ではありませんよね。
ワンオペ育児の方だって連絡があったタイミングによっては、必ずしも自分が1番に迎えに行けるとは限りません。
だからこそ、誰がいつお迎えになっても大丈夫なように、連絡があったときに何をするのかを共有しておくと良いと思います。
共有する内容のポイントをまとめてみました。
- お迎えに行った後に過ごす場所
- 母子手帳、健康保険証の場所
- かかりつけの病院の名前、場所、予約方法
家族であらかじめ決め事を作っておくと、子どもの体調不良だけでなく震災時などにも役にたちますね。
ぜひ「自分以外、子育てには関わっていない」という家庭においても、緊急時のことを話し合っておいてほしいなと思います。
この記事のまとめ:事前準備がしっかりあれば急な休みでも何とかなる
この記事のまとめです。
- 看護休暇、在宅勤務など制度を確認する/li>
- 自分の持っているタスクを整理し、引き継げるようにする
- 病院の場所、予約方法を把握する
- 病児保育、病後時保育を把握する
- 家族と連絡を受けた時の方針を認識合わせする
記事の中でも書きましたが、急なお迎え要請があると冷静ではいられないことが結構あります。
いつ起きるか分からない不安に対しては、事前準備をしっかりとしておくことが大切です。
準備がしっかりできていれば、慌てている時でもやるべきことを見失わずにすみますし、引継を受ける相手の方の不安を軽減することにもつながります。
ふだんのバタバタの中で準備するのは大変な部分も多いですが、できることから少しずつ取り組んで頂けたらなと思います。
この記事があなたの不安を少しでも取り除くことにつながれば幸いです。
▼当日の対応方法も知りたい方
子どもの熱・ケガなどでお迎えに行くことになったらすること|当日のダンドリ