「もっと遊びたい!」
「まだ寝たい!」
普段子どもがなかなか気持ちを切り替えてくれないと悩むことはありませんか?
特に、忙しい朝の時間や就寝前に悩んでしまいますよね。
つい怒鳴ってしまったりすると、事態はより深刻に。
さらに泣き叫んで、もうどうすることもできません。
どうにか解消できる方法はないか、と半年くらい悩んでいました。
そんな中、子どもへの声のかけ方を変えたら状況が改善。
今では子どもの方から積極的に気持ちを切り替えることができるようになりました。
私自身もイライラが減り、穏やかな気持ちで子どもと過ごすことができています。
この記事では「子どもへの声かけのタイミングとポイント」について解説します。
- つい子どもに「早くして!」って怒ってしまう
- 子どもも楽しく気持ちを切り替えられるようになってほしい
このような悩みを持っている方のお役に立てれば幸いです。
子どもへの声かけは、切り替える少し前に
子どもに声をかける時、いきなり「もう終わりだよ!」と声をかけていたりしませんか?
実は、これは以前の私がやってしまっていたミスです。
突然「もうやめてね」と言われるのは大人でも嫌なことですよね。
夢中になっていたらなおさらです。
子どもだって同じ気持ちです。
大人の事情で突然何かを言われても気持ちなんて切り替えられません。
だから、気持ちを切り替えるための準備を行う必要があります。
「この話が終わったら帰るよ」
「ぬいぐるみにご飯をあげたら寝ようね」
こんな風に「〇〇したら終わり」ということを前もって子どもに伝えることが大切です。
子どもと一緒にできることで気持ちを切り替え
小さい子どもの場合、まだ時計が読めません。
だから「あと5分したら」というのがどのくらいの長さなのか分からないんですよね。
時間が分からないから「思っていたより短かった」と、切り替えに失敗することも。
子どもが気持ちをうまく切り替えるには、子どもが分かる方法で行うことが大切です。
わが家では「10を数えたらおしまい」というルールにしています。
子どもと一緒に楽しく数えることができますし、何より所要時間10秒なので、大人も困りません。
「おまけのおまけの汽車ぽっぽ、ポーっとなったら終わりましょ、ポッポー」と、少しおまけをつけてあげると子どもも大喜び。
「終わりましょ」の部分を「起きましょ」「眠りましょ」にするなど、色々応用できます。
「おまけのおまけの〜」の元ネタは「ノンタンぶらんこのせて (ノンタン あそぼうよ1)」です。
事前に子どもと一緒に読んでおくと、さらに楽しいですね。
声かけの使い方!色々なシーンで大活躍
わが家では、普段から気持ちを切り替えられるように、様々なシーンで声かけをしています。
気がつけば子どもの方から「10秒数えよう」ととても楽しそうに取り組んでいます。
わが家でやっていることを紹介します。
ぜひご家庭で試してみてくださいね。
起床前:あと10秒だけ一緒に寝る
朝子どもを起こす時には「ママと一緒に10秒だけ寝ようね」と声をかけています。
10秒一緒に寝る時はもちろん添い寝。
背中をトントンと優しくたたきながら10秒を数えます。
10秒数えおえたら、子どもをギュッと抱っこ。
「ちゃんと起きれて偉かったね」と言うと、子どもも朝からご機嫌です。
着替え:あと10秒したら着替える
着替えが嫌いな子どもには「あと10秒したら着替えよう」と声をかけます。
10秒たったら一緒に洋服を選びます。
自分の選んだ服を、約束したタイミングで着替える。
そのことが嬉しいのか、自分で脱ぎ着をする機会も増えてきました。
食事前:あと10秒だけ遊んだらご飯
食事の際にも「あと10秒でご飯だよ」と声をかけます。
10秒たったら、一緒にご飯をよそったり、お箸を並べたり。
お手伝いが楽しい年頃なので、楽しく食事の準備を行っています。
苦手な食べ物を食べさせる時は「あと3つ食べたらおしまいでいいよ」と応用もできますよ。
外出時:あと10秒だけ遊んだら帰る
外出先で夢中になって遊んでいるとなかなか家に帰りたがりません。
そんな時「10秒数えたらバイバイしようね」と声をかけています。
公園などでは「あと1つ乗ったら帰ろうね」も有効です。
限られた時間の中で悔いのないように過ごそうと、子どもは真剣な表情。
自分で決めた、という満足感ですんなり帰ってくれることが多いです。
入浴時:あと10秒入ったらお風呂を出る
お風呂のおもちゃが大好きな息子。
「あと10秒したら出るよ」と約束しています。
お風呂では、こどもちゃれんじの「おふろでかずのはいたつごっこ」を使用。
数字を見ながら数えるので、数字を覚える練習にもなっています。
こどもちゃれんじをやっていない方も、お風呂用のシートを使うのがおすすめです。
就寝前:あと10秒だけ遊んだら寝る
なかなか寝ない子どもには「あと10秒したら寝ようね」と声をかけます。
寝ることを嫌だと思わないように、布団の中でも声かけ。
「今日はとっても楽しかったね」
「明日も楽しい1日になるね」
なるべく前向きな言葉をかけて、背中をトントンしています。
最近は子どもの方から「今日はとっても楽しい1日だったね」と言っています。
幸せな気持ちで寝ることができるのでおすすめです。
▼寝かしつけに「おそらのえほん」もおすすめ。
「おそらの絵本」で毎晩楽しく読み聞かせ【レビュー】
まとめ:適切な声かけで親も子どももHappyに♪
大人にとっても子どもにとっても、気持ちの切り替えは大切です。
誰かに言われて切り替えるのと、自分の意思で切り替えるのでは全然違いますよね。
今回紹介した10秒声かけは、自分で気持ちを切り替えることができるようになります。
しかも10秒だけなので忙しい朝でも簡単です。
- 「あと10秒したら終わり」と事前予告する
- 子どもと一緒に10秒数える
- おまけのおまけの汽車ぽっぽ、と少しおまけをつける
「おまけのおまけの〜」の元ネタは「ノンタンぶらんこのせて (ノンタン あそぼうよ1)」
入浴中なら、おふろシートを使うのも便利です。
大人も子どもも一緒に気持ちを切り替えられれば、楽しい毎日を過ごすことができますよ。
子どもの切り替えで悩んでいる方は、ぜひ試してみてくださいね。