「モノをなるべく持たないようにしよう」
…そんな風に誰かに言われたことはありませんか?
私自身、結婚や子育て中にいろんな方から「モノを持たない暮らし」をおすすめされてきました。
実際にいろいろなモノを捨ててきました。
掃除が楽になった一方で、捨てたことを後悔したものや、逆に非効率になったことも。
今回はあえてモノを持つことで時短につなげていることというテーマで記事を書いていきたいと思います。
そもそもミニマリストって何?
モノを持たない人といえば「ミニマリスト」という言葉が浮かびます。
言葉は聞いたことがあるものの、しっかりと意味を知っているという方は多くないのではないでしょつか。
まずは「ミニマリスト」とはなにか、定義を確認しましょう。
「ミニマリスト」とは必要最小限のモノだけで暮らす方々のことを言います。
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。
自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。
「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。コトバンク:ミニマリスト
ミニマリストの暮らしって何だか憧れませんか?
なるべくモノを持たないで暮らしたいなぁ、と
とにかく使う頻度が少ないものを捨ててみることにしました。
捨てて後悔したモノたち
ミニマリストに憧れて、
使うことが少ないものをたくさん捨ててみました。
捨てた当日はスッキリして良かったのですが、
いざ生活をしてみると、
逆にココロがきゅうくつというか、
自分の家ではないような感覚になりました。
それだけモノがたくさんある生活に慣れすぎていたのかもしれません。
実際に捨てて後悔したものは以下の通りです。
- 癒やし系グッズ
- お世話になった本
- 思い出のバッグ
アロマオイル、フェイクグリーンなどの癒しアイテム
引越を機に、アロマオイル、フェイクグリーンを捨てました。
家にいる時間も少ないから捨てても困らないと思ったからです。
家もすっきりして最初のうちは良かったのですが、捨ててみてはじめて「私の心を落ちつかせる大切な存在だった」ことに気づきました。
結局、イライラがつのり、アロマオイルもフェイクグリーンも買い直すことに…
完全にお金と時間のムダになりました。
今はアロマオイルとフェイクグリーンのおかけで、心穏やかに過ごすことができています。
家に早く帰りたいなぁと、仕事も効率化できました。
お世話になった本
夫も私も本を読むことが好きですが、出産を機に本を読む機会はぐっと減りました。
そこで、直近1年に読んでいない本は全て捨てることに。
…しかし、あとになって「あの本になんて書いてあったんだっけなー」と電子書籍を買い直すことになりました。
買い直すお金はもちろん、もう1度本を探す手間も増えてしまいました。
夫と一緒に読んで共有する機会も少なくなり、やっぱり紙の本として残しておけば良かったかなと後悔しました。
思い出のバッグ
バッグが大好きな私はボーナスによく買っていましたが、
出産を機に365日使えるバッグに切り替えて、使わなくなったものを全て捨てました。
▼365日使えるバッグ
捨てたものの中には、
家族で旅行に行った思い出がつまったもの、
仕事で挫折しかけた時に支えになったものなど、
思い入れがあるものもたくさんありました。
「あの頃の思い出があるから頑張れる」
「仕事を頑張って憧れのバッグを買おう」
…という目標がなくなったことで、
モチベーションが低下することもありました。
買い足したら時短に繋がったものたち
モノが少ないと効率的になることもあります。
例えば以下のようなことです。
- 部屋の掃除が楽になる
- 無駄遣いが減る
しかし、子育てしながら働く中では、
モノがあることで効率的になる面もあることに気づきました。
子どもの洋服、食事エプロンなど毎日使うもの
保育園に通っていると洋服や食事エプロンなどを毎日何枚か持っていく必要があります。
最初のうちは、最小限の枚数でやりくりしていましたが、想定外なこともたくさん発生しました。
例えば次のようなことです。
- ボロボロになって使えない
- 食べこぼしやおもらし用に予備の服が必要
- 洗濯が間に合わない
結局、洗濯が間に合わなくてもいいように1週間分の洋服、食事エプロンを購入することに。
洋服を畳む時間ももったいないので、洋服をかけておくハンガーも服と同じ数だけ購入しました。
ハンガーでかけて服を管理するとスペースは取りますが、毎日やることが効率的になりました。
- 洋服をたたむ手間が省ける
- 上下セットでおけばコーディネートの手間も省ける
- 小さな子どもでも片付けを手伝える
私が使っているものを紹介します。
少し古っぽいデザインですが、くれよんなどの小さな小物や黒地の靴下などにも押すことができる実用的なアイテムです。
お皿、コップなどの食器類
我が家は今の家に引っ越したのを機に、食洗機を使うようになりました。
食洗機は乾燥までできるので良いのですが、手洗いに比べて少し時間がかかります。
洗っている時に子どもから
「お茶飲みたい」
「おやつ食べたい」
…と言われると食器が足りなくなることも。
食洗機を使っていても最低枚数が残るように、食器類も買い足しました。
結果的にホームパーティーを開くときにも役立ったので、買って良かったなと思います。
日用品のストック
子どもと一緒に重たいもの、かさばるものを買いに行くのは大変ですよね。
私はAmazonファミリー会員に加入して、
日用品や重たいものを届けてもらうようにしています。
定期オトク便を使うと、毎月シャンプーや洗剤など自分で設定したものを自動で届けてくれます。
家に日用品をストックしておくことができ、とても便利です。
大切なのは捨てる、捨てないのバランスを取ること
ちょうどこの記事を書いている時に、
すてきな本をみつけたので紹介します。
「ときめくモノを集めよう」という考え方に基づいて書かれており、モノの管理について考えたいという方には特におすすめです。
モノを持たないことばかり考え色々捨ててしまいましたが、自分の価値観に合わないものを続けていても辛くて嫌になるだけでした。
自分にとって大切なモノは何か考えて、大切なもの、必要なものを手放すことのないように気をつけていきたいなと思いました。
この記事がみなさまの役に立てばうれしいです。