ふるさと納税のポイントと寄付する自治体の選び方|返礼品が全てじゃない!

ふるさと納税って返礼品以外にも魅力があるんですよ

節税対策として「ふるさと納税」を行う方が増えています。
私自身、FPとしてふるさと納税について質問されることが結構あります。

お礼の品については国の方針もあり、数年前に比べるともらえる品のグレードは下がっています。
それでも「ふるさと納税」の魅力はたくさんありますよね。

今回は「お礼の品だけじゃない!?おすすめの自治体選び」をテーマに、
ふるさと納税ってそもそも何?
どんな風にふるさと納税先を選ぶと良いの? について説明します。

【5分で概要理解!】ふるさと納税とは?

まずは、ふるさと納税とはなにか、確認してみましょう。

ふるさと納税とは

ふるさと納税とは、自分のふるさとや応援したい自治体に寄付ができる制度です。

「確定申告」または「ワンストップ特例制度」で手続を行うと、控除上限内2,000円を超える部分について所得税・住民税が控除(還付)されます。

会社にお勤めの方だと、確定申告をする機会がない方もいらっしゃいますいよね。
確定申告って大変そう…という方は、ワンストップ特例制度を使いましょう。
簡単な書類を書くだけで、確定申告せずに翌年の所得税・住民税の控除を受けることができます。

<イメージ図>
furusato

注意
ふるさと納税をすると「寄付金控除分がすぐに税金から減る」と思いがちです。

確定申告で申請をした場合、所得税分は返ってきますが、住民税分は翌年6月の住民税が減額されることとなります。
ワンストップ特例制度の場合は、全て翌年の住民税から減額されます。
効果を感じるのは翌年6月になってからということになりますので注意してくださいね。

ふるさと納税3つのメリット

ふるさと納税には大きく3つのメリットがあります。

ふるさと納税でお礼の品がもらえる

ふるさと納税をすると地域の特産品などをお礼の品として頂けます。
自治体の多くは、地元の特産品をお礼の品としていますので、各地域にどんな特産品があるのか、勉強することができますね。

次に行きたい旅行先の自治体を選んでみるのも面白いと思います。

ふるさと納税で税金が控除(還付)される

ふるさと納税で寄付をすると「寄付額 – 2,000円」分を住民税(確定申告の場合は所得税と住民税)から減額(還付)できます。

所得税・住民税の減額(還付)については年収などによって上限金額があります。
シミュレーション方法が載っているサイトを紹介しますので、良かったら読んでみてください。
はじめてのふるさと納税なら「ふるり」

ふるさと納税の使い道を指定できる

「子育て支援に役立ててほしい」「観光業に役立ててほしい」など、
ふるさと納税で寄付したお金の使い道を指定することができます。
自分の寄付したお金が、自分のやってほしい事業の役に立てるって嬉しいですよね。


【さくっとシミュレーション】ふるさと納税の上限金額は?

ふるさと納税の仕組みが分かったら、今度は上限金額のシミュレーションをしましょう。

源泉徴収票から計算してみよう

源泉徴収票や確定申告書の控えが手元にある場合、細かな金額でシミュレーションを行うことができます。
細かな条件でシミュレーションしたい場合は「ふるさとチョイス」がおすすめです。

詳細シミュレーションが行える:ふるさとチョイス

源泉徴収票がない場合は?

ふるさと納税のサイトでは、年収・家族構成からおおよその上限金額を算出したり、早見表をみておおよその上限金額を知ることができます。
昨年と年収が大幅に変わりそう、という場合にもおすすめです。

確定拠出年金の拠出額や医療費控除などを考慮したいという場合には、源泉徴収票からシミュレーションするようにしましょう。

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《こんな人は注意!》控除額が変わってくるよ

以下のようなケースに該当する場合、控除額が想定と違ってくる場合があります。
該当する方は注意してくださいね。

産休・育休中/育休明けの人

産休・育休を取得する場合、その年の収入が0(給付金などだけが出る)となるケースや、通常よりも収入が少ないケースがあると思います。

ふるさと納税を行うと、翌年6月以降の住民税から控除されますが、対象期間の収入が0の場合、控除対象の住民税がありません。
当然、住民税の控除もありませんので、ふるさと納税分、寄付をしただけということになります。

産休・育休前後でふるさと納税をしようと考えている方はご注意ください。

控除上限額を超えて寄付をした人

確定申告を利用した場合の控除金額の計算の仕方と、ワンストップ特例制度を利用した場合の控除金額の仕方は少し異なります。

ほとんどの場合は控除金額に差がないですが、控除上限額を超えて寄付をした場合などは、確定申告の方がお得になることがあります。

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《こんな人は注意!》手続が少し面倒だよ

以下のような例に該当する場合、確定申告や変更届などが必要になるため手続が少し複雑です。
該当する方は注意してくださいね。

確定申告が必要な例の詳細は、確定申告の基礎知識をご参照ください。

2ヶ所以上の会社から給与をもらっている人

副業解禁に伴い、2ヶ所以上から給与をもらっている方もいるのではないでしょうか?

2ヶ所以上から給与をもらっている場合、確定申告が必要となります。
株などの配当所得、不動産所得などで20万円を超える金額の副業所得がある方も確定申告が必要ですよ。

6ヶ所以上の自治体にふるさと納税をした人

ワンストップ特例制度が利用できるのは「5自治体まで」です。
「6ヶ所以上の自治体に寄付をする」という方は確定申告での申請が必要となります。
魅力的なお礼の品もたくさんあるのでつい沢山の自治体に寄付したくなりますが、あちこち寄付して申請を忘れた…なんてことのないように注意してくださいね。

私ははじめてのふるさと納税で手続を忘れました。。。

住宅を買って初めての年の人

住宅ローンを借りた初年度は住宅ローン控除を受けるために確定申告が必要となります。
「最近家を買いました」という方は注意してくださいね。

医療費控除がある人

「出産した」「入院した」などで医療費控除を使いたい、という場合も確定申告が必要となります。
産休を取得する場合は上でも書いた通り、ふるさと納税のタイミングにも注意してくださいね。

ワンストップ特例制度を申請後に氏名・住所が変わった人

ワンストップ特例制度の申請書は、決められた期限までに寄付をした自治体宛に提出を行います。
この申請後、翌年の1月1日までに「氏名」「住所」などが変更になった場合は、1月10日までに提出した自治体宛に「申請事項変更届出書」を提出しなければいけません。
結婚、引越などを予定している場合は、手続を終えてから、ふるさと納税をするのがおススメです。

▼返礼品が届くまでに引越をすると、大変なことに…?

前の住人の郵便物が届いたら?|荷物が届いた人も引っ越す人も手続を忘れずに!


【経験者にも再度考えよう!】ふるさと納税先の選び方

ふるさと納税先を選ぶ際に、どんな風に自治体を選べばいいのかまとめたいと思います。

《王道》もらえるお礼から考える

ふるさと納税の魅力はやっぱり「お礼の品」ですよね。
特に年収の高い方は、電動自転車、パソコンなど、実用的な品を選ぶことができます。

料理が苦手な私は、だいたい調理が楽なハンバーグやお肉類を選びます。
時間がなくてもすぐ食べられるのはとてもありがたいです。

▼料理が苦手な方向けに、包丁を使わない記事も書きました。

料理下手な私が苦手を克服した方法|包丁が怖くても大丈夫!

実家が遠い、ふるさと納税をした地域に行ってみたい、という方は旅行クーポンを選ぶのも良いと思います。

《おすすめ》寄付金の使い道から選ぶ

ふるさと納税は、どうしても「お礼の品」に着目しがちですが、せっかく寄付を行うので、寄付金の使い道から選ぶともっと良いのかなと思います。

例えば、
「寄付金を子育て事業に使う」
「地域の観光業を発展させるために使う」などです。

おすすめは北海道旭川市。
他の自治体は「子育て事業に使います」とフワッと説明しているところが多い中、旭川市は
「経済的理由で修学を諦めてしまう子を支援したい」
「子どもたちに働くことの大切さを伝えたい」
とより具体的に説明がされています。
寄付するお金の使い道が具体的になっていると寄付したい気持ちもアップしますね。

さらには、お礼の品として子ども用の家具も選ぶことができます。
子どものために寄付をして、子どものためのお礼を頂けるのはすてきだなと思いました。

《こんな考え方も?》自分の住んでいる地域を充実させる

ふるさと納税の寄付先を選ぶ時、どうしても特徴のある自治体に目が向きがちです。
今自分が住んでいる地域に寄付をすることや、あえてふるさと納税をしない、という選択を取る方はそんなに多くないですよね。

ふるさと納税のデメリットとして、自分が住んでいる地域の税収が下がってしまうことがあります。

住民税などは、住んでいる地域のサービスを充実させるためにも利用しているため、
あまりに税収が下がってしまうと「保育園などの公共施設のサービス低下」などにもつながってしまうかもしれません。

自分の住んでいる地域をより良くするために、あえてふるさと納税をしない、という選択肢も良いのかなと思います。

はじめてのふるさと納税なら「ふるり」


この記事のまとめ:返礼品だけで選ぶのがふるさと納税ではない!

ふるさと納税はもともと、自分のふるさとを応援するためにできた制度です。
自分がどんな返礼品をもらえるか、ではなく、自分の寄付したお金がどんな風に役に立つかも考えてふるさと納税ができればと思います。

ふるさと納税では、自分の寄付したお金の使い道を指定できるものもありますので、自分の興味・関心があることなどに寄付してみるのはどうでしょうか。

もちろん、自分の住んでいる地域の活性化のために、ふるさと納税をすることだって選択肢の1つです。

自分の税金がどんな風に使われるのか考える手段の1つとして、ぜひ、ふるさと納税を利用してみてほしいです。

この記事が、あなたがお金について考える助けになれば幸いです。

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